今日は、久しぶりの Gehirn DNS のアップデートをご報告します。

新機能について

Gehirn DNS は、2ゾーンまで無料で利用できるレンタルDNSサービスです。3ゾーン以降は、初期費用なしで月額315円という低価格でご利用になれます。
Gehirn DNS ではこの度、 「Apex Alias」という機能をサポートしました。

従来、ホスト名のない(Zone Apex)ドメインには CNAME を利用できませんでしたが、Apex Alias を利用することで、CNAME に近い機能を利用できるようになりました。

*Apex Domain は、たとえば「example.com」のようなものです。「www」というホスト名が付けば「www.example.com」になりますが、Apex Domainはホスト名がないドメインのことを指します。 Root Domain や Naked Domain とも呼ばれています。
Apex Alias を有効にすると、Gehirn DNS は定期的に指定されたドメイン名のAレコードを、利用中のApex Domainの Aレコード にコピーします。

利用例

例えば、 heroku をカスタムドメインで利用する場合には、 CNAME を設定しなければなりませんが、 ホスト名のない Apex Domain にはCNAMEは設定出来ませんでした。
Apex Alias を使用すれば、 app.heroku.com のIPアドレスを自動で定期的にコピーできるようになります。

Gehirn Web Services のコントロールパネルから簡単に設定出来ます。
Apex Alias を設定する祭は、参照先のドメイン名の最後にピリオド(.)を忘れずに付与してください。

ピリオドを忘れると、自ドメインが自動的に補完されてしまいますので注意してください。

設定手順

1. Gehirn DNSの機能メニューから「Apex Alias」を選択

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「Apex Alias」メニューを開いて、「設定を変更する」ボタンを選択します。

2. Apex Alias の設定

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AliasTo に参照先のドメイン名を入力します。ドメイン名の最後にピリオド(.)を忘れないでください。
更新サイクルは60秒以上の数字を設定してください。特に指定がなければ300秒を推奨します。

3. 設定確認

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設定が完了したことを確認してください。

4. 確認

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しばらくすると、自動的にAレコードに参照先のIPアドレスがコピーされます。