お客さんにインストール方法を聞かれて知った「wkhtmltoimage」が面白かったので紹介します。

環境はもちろん Gehirn RS2 ですが、多分他のLinux環境でも動くと思います。

通常ユーザー権限において、インストールされていないフォントを使用する場合は、ホームディレクトリ内に .fonts というディレクトリを作成し、その中にフォントファイルを移動することで利用可能になります。 .fonts ディレクトリがある場合、 /usr/share/fonts ディレクトリよりも優先されます。

1. 「.fonts」 ディレクトリの作成

mkdir ~/.fonts

2. IPAフォントのダウンロード

wget 'http://download.forest.impress.co.jp/pub/library/i/ipaexfont/10821/IPAexfont00201.zip';

3. フォントZIPの解答

unzip IPAexfont00201.zip

4. ファイルの移動

mv IPAexfont00201/*.ttf ~/.fonts/

5. ゴミファイルの削除

rm -rf IPAexfont00201

6. wkhtmltoimage のダウンロード

wget 'https://wkhtmltopdf.googlecode.com/files/wkhtmltoimage-0.10.0_rc2-static-amd64.tar.bz2';

7. 解凍

tar xjfv wkhtmltoimage-0.10.0_rc2-static-amd64.tar.bz2

8. ディレクトリの作成

mkdir -p $HOME/local/bin

9. 移動

mv wkhtmltoimage-amd64 $HOME/local/bin/

10. PATHの追加(必要のない人はスキップしてください)

echo 'export PATH=$PATH:$HOME/local/bin/' >> $HOME/.zshrc
 一旦SSHを終了して再度ログインし直すか、sコマンドで新しい仮想ウィンドウを作成します。
  
s
(上記は s とシェルに入力した例です)

11/a. 動作の確認

wkhtmltoimage-amd64 http://www.gehirn.co.jp/ public_html/test.png
  (ステップ10をスキップした方は ~/usr/local/wkhtmltoimage-amd64 としてください。)  を実行して正しく動作すれば作業は完了です。

 

11/b. 動作の確認(2)

手元の環境から http://ユーザー名.gehirn.ne.jp/test.png などとして、ファイルが正しく開けるか確認してください。
以上の簡単な手順で、Webサイトのスクリーンショットが簡単に取れるようになりました。

生成されたスクリーンショット

test